相撲界とヤクザ
2010年 07月 10日
野球賭博の胴元と現役力士の取引現場……ではないが。
九重(元千代の富士)と博徒の親分との会食写真だ。
エッ、20年ほど前に撮られた写真か、ふるー。
真ん中に千代の富士、その左に酒梅組組長、右側はモザイク入りなので不明。
記事によると組長は千代の富士としょっちゅう会食していたとか。
さらに、千代の富士の結婚式にはヤクザが参列していて、当時の親方が謹慎させられたとか。
ヤクザの参列話は何となく覚えている。
その時に感じたのは、それがどうしたというものだった。
千代の富士の妻になった女性の父親は右翼団体玄洋社関係者。
当時はそれに触れず、ただ団体役員となっていたが、それは事実を隠蔽したのだ。
だから結婚式にその筋の人が出席していて当たり前なのだ。
この人物は5年前に玄洋社記念館館長として亡くなっている。
「進藤龍生氏(しんとう・たつお=玄洋社記念館長)25日、心不全で死去。77歳。告別式は27日午後1時半、福岡市中央区古小烏町70の1積善社福岡斎場。自宅は同区舞鶴2の4の24。喪主は妻、利子さん。
九重親方(元横綱・千代の富士)の義父で、故進藤一馬・元福岡市長のおい」=05/1/25/読売新聞=。
千代の富士=妻=右翼の父。
玄洋社そのものは(右翼団体)として発足したわけではないようだが、その後は右翼、結局はヤクザとつながっていくのだろう。
このあたりは今は亡きHP「海つばめ」で触れた事がある。
《ここにもヤクザの血統
「父方の祖父は飯塚の炭鉱を経営、飯塚といえば川筋気質。祖父の山崎和三郎は頭山(とうやま)満が設立した玄洋社の幹部で資金も提供。和三郎は早稲田大学総長・文部大臣高田早苗を仕込み杖で襲撃」=02/5/16週間実話=。
祖父の血筋を引いたのに、一寸横道にそれた話題で巷を喜ばせているのは「性器写真だ、愛人を含めての3P希望」やらで有名な山崎拓。
川筋気質だからヤクザ者だというわけではない、「花と龍」という小説に出てくる玉井金五郎も確か川筋者だと思ったが、ヤクザに泣かされる港湾労働者の側に立って闘ったとされる。
右翼の頭目といわれる頭山満率いる玄洋社や和三郎の体質がヤクザ的だと思ってしまうし、山崎の母方の祖父も炭坑の開発をしていたというから、血統的に鉱山労働者泣かせだったのか?。
余談だがあの鈴木宗男騒動に登場した元千代の富士(親方名が判らない)の妻も九州の右翼団体の娘とか、マスコミでは団体役員とかになっていたと思うが。政治家本人、その周囲にはヤクザという名称がつきまとうのは「タタリなのか?」》。
さて、野球賭博、そして、その前に話題になった特別席、これらは全て山口組系弘道会が関わっているらしい。
ひょっとすると今回の騒動は、相撲利権を巡る縄張り争いのとばっちりか!。