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真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい


by neruumitubame

無血革命の挫折

 民衆が決起し、それを弾圧するために出動した警察や軍隊が職務を放棄した結果を無血革命と呼ぶのだろうが、議会で多数を得て政権を運営する事も私は無血革命だと思う。

 平和革命、議会革命、呼び方は何であっても血を流さずに社会変革が出来ればいいのではないか。

 前回の参院選での躍進、そして、続く衆院選で勝利し政権を民主党が担うと決まった時、民主党支持者は無血革命だと喜んだ。

 民主党自体への評価は別にして、「無駄なダム建設の凍結」、後に「コンクリートから人へ」のスローガンになるこの施策、「官僚主導から政治主導へ」等々の個別政策には反対ではなかった。

 しかし、その後の民主党のやり方は小沢総書記の独断を止められない、反対意見も党内で出さないという事態。

 党総書記が次々に打ち出した「権力集中」策。

 党幹部が個々に好き勝手な意見を放言し党内論議をしているとは思えない印象も受けた。

 消費税をいきなり言い出したのも票の行方を左右したかもしれないが、それだけだろうか。

 自民党の「国民無視」に気付いて民主党に入れた有権者も、これでは自民党の方がましだったと思ったのではないか。

 理論的に説明しろといわれても国民には出来ないが、肌で感じ直感的に民主党政権に「危うさ」を覚えた結果がこの参院選だったのでは。

 菅直人が参院選の結果を受けて記者会見をした。

 ギリシャの経済破綻を上げて「消費税」を持ち出したと弁明している。

 よく報道されているが、ギリシャの労働人口のうち公務員が占める割合は異常だ。

 そして、年金引き下げや職を失うのは公務員という事になる。

 菅の頭の中にはギリシャのように「公務員が被害を受ける」という意識があったのか労組からの圧力があったのか。

 私は公務員の給料が高いとは思わない。

 それ以外の労働者の給料が安いのだ。

 しかし、本来は国民が全ての公務と呼ばれる仕事、そして自身の労働をすべきだが、それが難しいから社会生活を補完する役として公務員を採用する。

 実際は明治維新以降、官僚が「公務を仕切り」、庶民は働くのみとなっているが。

 ロシア革命後、当時のボルシェビキ政府は公務員=官僚の賃金はベテラン労働者の二倍だったかな?を越えてはならないという布告を出した。

 後年、この布告は無かった事にされているようだが。

 アルコールが……アルコールが頭の中を掻き回しているから考えがまとまらない。

 アルコールのせいだけでは無いだろうという批判は受け付けないぞ。

 経済状況や労働問題を考えれば公務員の給料を現状維持にするのもやむを得ないだろう。

 ただし、一般会社でいうところの次長・部長・取締役クラスは給料を下げるべきだ。

 それが出来ないのなら天下りであろうがどのような屁理屈を付けようが、公共機関等や所属する官庁の管轄下にある民間企業への転職は一切禁止すべきだ。

 そして、官僚が起こした職務に関する犯罪や、年金問題のようにサボりによって被害が生じた場合は弁償させるか、厳罰を科すべきだ。

 まあ、アルコールで脳をやられながらこんな事を書いてきたわけだが、私は決して失わない思想を持ち続けたいと思う。

 民主党や自民党にいると噂される、そして右翼に転向したかつての左翼や新左翼のように矜恃や誇りを失いたくは無い。


       全ての権力を人民へ!。
by neruumitubame | 2010-07-12 01:29 | 政治