酒鬼
2010年 10月 14日
10月14日付JiJiドットコムに「尖閣問題“燎原の火”を点けた『酒乱船長』の暴走」という、ジャーナリスト藤田洋毅の署名記事が載っている。
「『事件の実態は、酒鬼(酒乱)の暴走に過ぎない。だが、日本は一歩踏み込んできた。妥協する選択肢は、ありえなくなった』——中国国務院(中央政府)の幹部は、深い溜め息をついた。
……略……
船長は地元関係者の間ではかねて『習慣性酒精中毒(アルコール中毒)の酒鬼』で知られ、『事件の際にも白酒(アルコール度の高い中国製ウオッカ)をあおり泥酔していた』『14人の乗組員は、今回の出漁に際し臨時募集したメンバーで、乗船するまでお互いの名前すら知らなかった』『事件当時も、乗組員は皆、割り当てられた持ち場で作業中だった。操舵室で舵を握る船長に声をかけたり注意したりできる乗組員はいないし、もともとそんな必要も雰囲気もなかった』『自船(166トン)よりずっと大きな“よなくに”(1349トン)など巡視船3隻に包囲されたのに、全くブレーキをかけないどころか、さらに加速して突進した。狂気の沙汰だと思ったときは後の祭り……展開を想像できた乗組員は1人もいなかった』——。
酔っぱらいが漁船を操縦し、巡視船に追われて逆ギレしたのか。
アレッ、これが本当だとすると船長は中国海軍の士官で、わざと巡視船と揉めるのが任務だったとか断定していたような某サイトの記事は?何だったのだろう。
まあ、どっちにしても中華帝国には国民を統制する能力が無いというか、中国人民は自由な民というか。
その様な民でも「国家を挙げて」守るという強い意志が、柳腰外交(仙石談)を我が国に取らせたのか。
「柳のように」したたかに柔らかく強風を受け流すという意味で「柳腰」と表現してしまった千石イエスじゃない仙石由人、俺が革命を牽引するのだというエリート意識「先駆性理論」から抜け出していないようで、訂正もせずに開き直っているようだ。