海老蔵事件が思わぬ人物に波及
2010年 12月 10日
昔、会社の忘年会をしていた時だ、ガラスの仕切りを越えて何かが飛んできた。
原因は何か今も判らないが、隣の部屋で同じように忘年会をしていた連中の中から飛んできた何かを切っ掛けに、当然のごとく揉めだした。
大きな傷害沙汰にならなかったのは、同席していた年配者が止めたからだが。
「コカイン戦争に高木繁@あいはら友子の旦那も参戦!(w」というタイトルを「匿名党」というサイトで見た。
「コカイン戦争」というのは、事件のあったビル、あるいは周辺が「クスリ」地帯だからのようだ。
このサイトは、強引に幾つかの出来事を結びつけていくので、今ひとつ信用できないのだが、そこにスポーツ紙からの転載があった。
「海老蔵に殴られたと主張する元不良グループリーダーの男性を診察し、全治4週間相当の診断書を出した東京都新宿区の開業医、高木繁医師が7日、取材に応じ『故意に作った傷とは思えなかった』と指摘した」=スポーツニッポン10年12月08日=。
あいはら友子の名前があったので検索してみると夫の名前は高木繁で、診断書を書いた医師と同名。
しかし、あいはらの夫は精神科医になっていたが、この医師は怪我を診断している事から同名の別人ではないかと思っていた。
ところが、別のサイトでも同一人物という情報が載っている。
何かで読んだが、医師は免許さえあれば診療科目は何でもいいらしいので、精神科医でも別な診療科目を上げているのか。
そうだとすると、この医師とあいはらの夫は同一人なのか。
「精神科が専門なのに、なぜか現在開業する病院は『ガン治療専門病院』のエイルクリニック。完全予約制だが、精神科でも外科でもなぜか健康保険が利かないすべて『自由診療』の病院だ。
そして伊藤リオンは弁護士の紹介で顔の怪我の診断書貰うのに、このガン専門病院に通院 」=ネットゲリラ=。
ここに登場する病院の経営者が高木繁だ。文中の「伊藤リオン」は「元暴走族リーダー」の間違いだろう。
伊藤リオンというのは、現在逮捕状を出されている容疑者だと2チャンネル他で話題になっている人物なのだ。
それとは関係無く話を進めると。
市川海老蔵が入院後、マスコミには続々と元暴走族リーダーの知り合いとか、逮捕状が出ている男の関係者とか、果ては、まだ警察の聴取にも応じていないと報じられた「店の」関係者を名乗る人達が登場し、海老蔵が先に手を出したと言い始めた。
そして、トドメが喧嘩両成敗を印象づける「診断書」の公表だ。
この病院は東京都新宿区信濃町が所在地。
新宿区信濃町といえば、別名「新宿区創価町」らしい。
「株式会社誠心は1984年に慶応大学医学部OBを中心とした医師のための交流団体として発足しました」という会社紹介はあいはら友子の夫が設立した「医者を対象としたお見合いパーティ主催」の会社だ。
精神科医師高木繁=ガン医師高木繁とすれば「誠心」はガン医師高木繁が運営している会社になる。
この会社はそれだけを事業にしているわけではなく、夜方面にも手を出しているようだ。
そこで「匿名党」のように強引な展開をしてみると、信濃町=創価町─医師─水商売─夜の世界─六本木界隈─元暴走族となるのか。
問わず語りに「故意に作った傷とは思えなかった」と言ったのか、それとも記者がそういう質問をしたのか、それが問題だ。
さて、市川海老蔵傷害事件に微妙に関わってきたのかどうか判らないが、名前が出てきたあいはら友子。
あいはら友子といえばこんな経歴。
《小学3年生の時の交通事故をきっかけで、学業・運動すべての分野で才能が開く。関西学院大学在学中にアーチェリーで全日本第3位、モントリオールオリンピック強化メンバーとなる。
1978年、NHK朝の連続テレビ小説「わたしは海」のヒロインでデビュー。その後、多数のドラマや映画が出演。映画の代表作には『刑事物語 くろしおの詩』『新・極道の妻たち惚れたら地獄』などがある。
バブル時代には、経済界での講演や、テレビ・ラジオでキャスター、そして雑誌の連載をしたことで、「財テク女優」と呼ばれた。また、銀行・上場企業での講演も多数こなす。
1998年より、赤富士を中心とした「富士シリーズ」で、全国のデパートで絵画個展を開催。開催回数は100回を超え、いずれも大盛況となる。
さらに清水寺には、33年ぶりに御開帳された十一面千手観音の絵画を描き寄贈している》。
NHK出演後は株で儲けているとか、儲ける指南をしますとかの話題しか知らなかったが、いつのまにかその世界では有名人だったらしい。
《飾るだけで幸運が舞い込む「開運富士」の絵 船井幸雄さんとの対談、特別付録・あいはら友子の「開運富士」の絵など、スペシャルな内容です。
【発売日】2010年2月16日 【発行】株式会社主婦と生活社》=ごくごく一部を紹介、買う買わないは貴方の自由だ〜=。
《私は絵を描くことによって、自分の精神を成立させ、様々な事を乗り越えてきました。そして、沖縄の山で、『おまえが、想いを込めて描いた富士山は、皆に幸せと生きがいをあたえる」』とのお告げがあり、それからは赤富士を中心とした富士山を描き続けています》=あいはら友子オフィシャルサイト「作品紹介」より、お告げを信じる信じないは貴方の自由だ〜=。
他人を巻き込まずに本人が美輪明宏や江原啓之と同じ異世界を信じ込むのは構わない。
しかし、現在公開終了になっているが「あいはら友子がズバリ霊視! スピリチュアル相談室」があったり、「スピリチュアルカウンセラー/女優あいはら友子の不安クラブ」という名のサイトを開設したり、帝京短期大学で客員教授=Wikipedia=となると。
帝京短期大学はカルトを講義させているのか、さらに問題なのがあいはらの公式サイトプロフィールに載っている。
《あいはら友子 女優・日本画家
兵庫県神戸市生まれ。関西学院大学法学部卒業。
■資格
厚生労働省認可心理相談員(中央労働災害防止協会心理相談員)
高野山真言宗僧籍取得
温泉ソムリエ
日本テクニカルアナリスト協会公認テクニカルアナリスト
アニマルコミュニケーター
■特技 : アーチェリー 全日本選手権第3位
※太字by海つばめ※
「中央労働災害防止協会(中災防)は、事業主の自主的な労働災害防止活動の促進を通じて、安全衛生の向上を図り、労働災害を絶滅することを目的に、労働災害防止団体法に基づき、昭和39年(1964年)8月1日に労働大臣(現:厚生労働大臣)の認可により設立された公益目的の法人です。
事業主の方々の自主的な労働災害防止活動を促進し、働く人々の安全と健康を確保するための総合的活動を行っています」=中央労働災害防止協会「組織の概要」より。
この団体は2000年(平成12年)6月19日に特別民間法人に変更となっているので、一応は官公庁とは無縁だといってもいいのか?。
さて、あいはらが厚生労働省認可のこの団体と関係を持ったのがいつなのかは不明だが、今でも「法人」扱いとなっている団体が霊視や霊能を信じる人物を相談員としていていいのか。
あいはらのサイトへのリンクが貼られていないのに気付いた貴方へ、理由は以下のとおり。
「このページを訪問したということは、あなたの運勢は上がりますので、自信を持ってください」。
そんなサイトへリンクを貼って他人の運勢を上げさせてたまるか!。