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真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい


by neruumitubame

あの表情の理由は

 「セルビア化」という記事の中で、エジプトの民主化について質問を受けた国務長官クリントンが苦虫を噛み潰したような、大便を踏んでしまったような表情をした事に触れた。

 「露骨に不快感を表したあの表情は、クリントンの『心の母国』が関与していたのではないからか」。

 これは言い換えればソ連や旧東欧、そして、反米各国で工作をし政権を倒す扇動をエジプトではしなかった事を指摘したのだが。

 陰謀をめぐらす国は必ずしも米国だけとは限らない。

 その理由を「エジプトが民主化してガザの隣に親パレスチナ政府が出来れば、困るのは自分たちだ」と書いた。

 それを証明するような行動があったようだ。

 「31日付のイスラエル紙ハアレツは、同国政府が米欧主要国など十数カ国に対し、エジプトのムバラク大統領に対する批判を控えるよう要請していたと報じた。イスラエルと安定した関係を保つ親米ムバラク政権を支えるための工作だ。

 イスラエル政府高官は同紙に対し『米欧諸国は世論に引きずられ、真の国益を考えていない』と述べ、民主化よりもムバラク政権の安定こそが重要との考えを強調。ヨルダンやサウジアラビアなど親米の『友人』たちに『孤立感を抱かせてはならない』と語った。

 一方、AP通信によると、イスラエル政府は31日までに、エジプト軍が東部シナイ半島に2個大隊を進軍させることを許可した。両国が1979年に結んだ平和条約でシナイ半島は非武装地帯とされたが、エジプトの反政府活動が同半島まで拡大していることに配慮したとみられる」=11.2.1共同=。

 心の母国イスラエルに影響があると危惧した結果があの表情だった。

 さて、エジプトで「○○革命」は成功するのか。

 イスラエルからの要請に賛同しなければ「反ユダヤ主義」だと罵倒して、いつも通り大キャンペーンが繰り広げられそうだ。
by neruumitubame | 2011-02-01 09:11 | 国際