溺れる者は藁をも掴めない
2011年 12月 20日
会談後、前原氏は記者団に「真の地域主権を確立する考え方はそれほど違わない。運動論としても賛同するところがあるので今後協力していきたい」と述べ、「大阪維新の会」との連携もにじませた。
前原氏は11月29日の記者会見では「民主党は基礎自治体中心の考えだ。人気にあやかって政策に揺らぎがあれば、おかしなことだ」と述べていた》=11.12.19 22:10サンケイサイト=。
なりふり構わぬ無様さはなんて形容していいのか判らない。
急落する野田佳彦支持率は当然のように民主党の支持率へ反映される。
二流の政治家は有権者の勘違いで再選されるかもしれないが、三流以下は次の選挙で落ちるのは決定している。
前原が三流だという気はないが、一流とは言い難い。
私が一流だと思う政治家は、正々堂々と政治資金報告書に収支を記載できる小沢一郎ぐらいだ。
記載内容が事実とは限らないというのがちょっと残念だが。
支持率急降下爆撃は政治家にとって致命的な痛手になる。
有権者はその原因が周囲の環境変化なのか政治家本人に責任があるのかは判らないので、支持率がこれだけ下がるのは民主党や民主党国会議員が悪い事をしているのだろうという先入観を持つ。
そこで「落選」という荒海に叩き込まれる悪夢に苛まれ、その恐怖から必死に逃げようとする。
溺れかけた人間は溺れまいとして無我夢中になるので、目の前に浮いているワラでさえ掴み損ねるのだ。
ワラならいいが、もしクソだったら手に付いた臭いはなかなか取れないぞ。
橋下の危ういのは自分の言葉に酔って自身の主張が正しいと思い込めるところだ。
橋下の府知事選の街頭演説風景を見て啖呵売のようだと評したが、彼等は自分が売っている品物を偽物だとか傷物だと知っていても、客の前ではそんな事はおくびにも出さないし本物だと強弁して売り込むことができるのだ。
本当は犯罪者だと知りながら「被告人は無罪だ」と平気で主張できるように。
そんな事より、前原は金正日の弔問に出掛けなくていいのか?。
寄付して貰ったおばさんへの義理を果たせよ。