予定調和な対テロ訓練
2013年 05月 11日
この訓練は、福島第一原発にテロリストが侵入したことを想定し、福島第二原発の敷地内で実施されました。千葉県警の特殊部隊SATや福島第一原発の警備などにあたっている福島県警の銃器対策部隊、海上保安庁の特殊部隊SSTなど、約150人が放射線防護服の上に防弾装備を着用して参加しました》=05/11 17:34 テレビ朝日ニュース=。
ヒーローが活躍するアメリカ映画では主人公が被弾する事は滅多に無く、そういう状況でも困難を排してヒーローが活躍するというストーリーの時だけ被弾する。
ヒーローが発射する弾丸はことごとく悪人どもをなぎ倒していく。
そんな筋書きは実戦では何の意味もない。
見よ!!、わが百発百中の実力を誇る特殊部隊の勇姿を。
テロリストども、来るなら来てみろ。
甲板に転がる青い服は撃ち殺されたテロリスト。
そして、特殊部隊員以上に勇猛にテロリストに飛びかかる警察犬。
見事にテロリストの腕に噛み付き、その行動を制圧した。
なんて筋書き通りにうまく事が運べばいいが。
車両で突入したテロリスト達は、彼らの後ろに警察車両が近づいているのに警戒もせず背中から撃たれている。
犬が突進してくればピストルで撃つはずなのにそれも無い。
海上のテロリストは応射したような雰囲気も無い。
そもそも、原子力発電所敷地内に常駐しない警備陣は連絡を受けてから何十分で駆け付けられるというのか。
まずはそこから作戦計画のやり直しだ。
うまくいくような予定調和的筋書きではアクシデントの起きる現場では対処が難しいと思うが。
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