世の中は思い通りにいかないものだ
2013年 06月 11日
イラクのフセイン・シャハリスタニ(Hussein al-Shahristani)副首相(エネルギー問題担当)が首都バグダッド(Baghdad)の執務室で行われたAFPのインタビューで明らかにした。イラク高官がイスラエルによる領空侵犯について公に警告を発したのは、これが初めて。イスラエルがイランを空爆する場合、イラン(イラクの間違いでは)領空を通過するのが最短ルートとなる。
シャハリスタニ副首相はまた、米国からはイラン攻撃のためにイラク領空を使用することはないという確約を得ていると語った。「(米政府は)われわれの周辺国を攻撃するためにイラクの領空や主権を侵害するようなことはしないと確約してくれた」。
同副首相は「イスラエルに対しても、領空侵犯があれば重大な結果を招くだろうと警告した」と述べ、その警告は「イスラエルと関係のある国々」を通じてイスラエル政府に伝えられたという》=13年06月04日07時51分 AFP=時事=。
反イスラエルの立場を取っていたフセインを殺すために「大量破壊兵器を保有」をでっち上げてまで多国籍軍と呼ばれる私兵組織を攻め込ませたというのに、次の目標の一つイランへの足掛かりとして利用出来ない。
これは目算が狂ったとしか。
その前に、シリアが政府側の反撃で自分達が支援するテロリスト達が追い払われるかもしれない状況だ。
アメリカがテロ組織と断定しているアルカイダは反政府組織の糾合を訴えているが、その反政府組織を支援しているのが欧米白人国家、NATOだ。
支援している先にテロ組織が入っていると認識した上で支援しているというのは、テロ組織を支援しているのと同じ事だ。
指導者ウサーマ・ビン=ラーディンを殺害したアメリカへの復讐もせずにその国から援助を受けるアルカイダ。
不思議なのは、アルカイダに連帯するイスラエルのアルカイダ的な組織が行動を起こしていないこと。
《 テロ対策などを提言する英シンクタンク「キリアム財団」は10日までに、シリアのアサド政権軍や政府支持の民兵組織「シャビーハ」との交戦に加わる国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「ヌスラ戦線」の戦闘員は約5000人で、反体制派武装勢力の中で最も効果的な組織力を保持する勢力に浮上したなどとする報告書を公表した。
‥‥略‥‥
同戦線の最終目的は、シリアやレバノン、イスラエルなどを含めた地域でのイスラム国家の樹立》=13.01.10 CNN=。
物事には順番があるから、一気に目標達成とはいけない。
それは判るが、シリアやレバノン、イスラエルなどを含めた地域でのイスラム国家の樹立を目指しながら、シリアだけが打倒対象のようアルカイダ系組織。
イスラエルへの攻撃は何時なのだろう?。
というより、テロリストと呼ばれる組織の指導者は誰と結び付いているのか?。
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