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真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい


by neruumitubame

政府はここまで、後は勝手にどうぞ

 《政府が福島県田村市の除染作業完了後に開いた住民説明会で、空気中の放射線量を毎時0・23マイクロシーベルト(年1ミリシーベルト)以下にする目標を達成できなくても、一人ひとりが線量計を身につけ、実際に浴びる「個人線量」が年1ミリを超えないように自己管理しながら自宅で暮らす提案をしていたことが分かった。

 ‥‥略‥‥

 朝日新聞が入手した録音記録によると、住民から「目標値まで国が除染すると言っていた」として再除染の要望が相次いだが、政府側は現時点で再除染に応じず、目標値について「1日外に8時間いた場合に年1ミリを超えないという前提で算出され、個人差がある」と説明。「0・23マイクロと、実際に個人が生活して浴びる線量は結びつけるべきではない」としたうえで「新型の優れた線量計を希望者に渡すので自分で確認してほしい」と述べ、今夏のお盆前にも自宅で生活できるようにすると伝えた。

 説明会を主催した復興庁の責任者の秀田智彦統括官付参事官は取材に「無尽蔵に予算があれば納得してもらうまで除染できるが、とてもやりきれない。希望者には線量計で一人ひとり判断してもらうという提案が(政府側から)あった」と述べた。除染で線量を下げて住民が帰る環境を整える従来の方針から、目標に届かなくても自宅へ帰り被曝(ひばく)線量を自己管理して暮らすことを促す方向へ、政策転換が進む可能性がある。

 環境省は取材に対して説明会での同省の発言を否定した。録音記録があり、多くの住民も証言していると伝えたが、明確な回答はなかった》=13年6月29日7時1分 アサヒサイト=。

 要は政府が面倒見るのはもう止めた、後はお前らの自己責任でという事らしい。

 原子力発電政策を推進した責任は取りませんと宣言しているようだ。

 個々人が線量計を持ったとして、数値が高い場所に近づかないようにしようとすると、一旦、その場所へ行って数値を確認するわけだ。

 その時点で被曝する危険を冒せと言っているのだが、霞ヶ関や国会にいる連中は絶対安全地帯から指示を出しているだけ。

 たまに汚染地域に入るだけなら影響は無いだろうが、頻繁に出入りする住民にとっては除染の不徹底は死活問題の可能性がある。

 除染不可能な地域とその周辺は居住不可として新しい住生活の出来る環境を作るのも一方法だ。

 住み慣れた地区から自分の責任でもないのに「追い払われる」のは感情的に納得出来ないが、現実的に考えられる策をとるのも仕方ないのだろう。

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by neruumitubame | 2013-06-29 09:25 | 社会