人民の戦争・人民の軍隊
2013年 08月 26日
多くの革命家が死後に様々なスキャンダルが暴露される中、ベトナムのホーチミンとともにそんなゴシップに晒されなかったのがヴォー・グエン・ザップだった、私が知らないだけかもしれないが。
《ベトナム・ディエンビエンフーの戦い(1954年)で仏軍を破り、ベトナムを独立へ導いた将軍として知られるボー・グエン・ザップ氏が25日、102歳の誕生日を迎えた。国営メディアによると、静養先のハノイの病院で近親者や政界関係者から祝福を受けた。
ザップ氏は米国とのベトナム戦争でも軍を指揮し、「赤いナポレオン」と呼ばれた国民の英雄的存在。91年に公職から退き、最近は高齢のため病院で過ごしている。健康状態は安定しているという》=13年8月25日20時14分 アサヒサイト=。
ちょっとした驚きでこの記事を読んだ。
フランスの植民地だったベトナムで独立戦争を率いて植民地軍を打ち破った人物がまだ生きていた。
アメリカの支援を受けたゴ・ディン・ジエム政権が成立し南北ベトナムの分断が決定づけられ、顧問団と称する米軍が南ベトナム軍を支援しそれに対しての民族解放戦が始まる。
これらの軍事作戦を指揮したヴォー・グエン・ザップの著作が「人民の戦争・人民の軍隊」だ。
とっくに古書店に売ってしまって手元には無いし、内容も全く覚えていないが「人民の大海」といった毛沢東思想に影響されていたらしい。
取り留めなく書いてしまった。
今、中国の野望はベトナムに向けられているらしい。
「人民の戦争・人民の軍隊」理論がもし生き続けているとしたら、毛沢東思想を捨ててしまった中国人民軍はベトナム軍に勝てるだろうか。
ちなみに、私は毛沢東思想に共鳴した事は無いし、共産主義者でもない。
にほんブログ村 ←ランキング用です、よければ地雷を踏んでみてください。