坊主憎けりゃ 菅伸子の発想
2014年 02月 04日
伸子夫人は本紙直撃に菅氏の話はそっちのけで「原発問題は他の政策とは次元の違う話なんです。あれだけの地震が来て、事故が起きれば東京は逃げようがない。菅も原発事故に直面して、なんとか変えないといけないと思った。小泉さんもオンカロ(フィンランドにある放射性廃棄物の最終処分場)を見て、同じ思いになったのでしょう」と“脱原発論”を熱く語り始めた。
「福島の人たちがものすごい犠牲を払っているのに東京は鈍い。全く鈍い。原発賛成のおうちには、放射性廃棄物を庭先に置かせてもらう法案を出したいくらい」と暴走気味の仰天政策も打ち出すほどだ》=14年02月02日 16時00分 東京スポーツ 太字by海つばめ=。
脱原発デモがマスコミに盛んに登場した頃、福島事故で貯まった放射能ゴミを東電本社に持って行こうという声が出ていた。
本気で実行すれば犯罪だが、原発事故被害者が置き去りになる現況ではそれぐらいの強硬手段があってもいいかなと思っていた。
その主張がごく普通の人達から出ていたからだ。
しかし、曲がりなりにも元総理の妻が言い出した言葉は重い。
言った時には冗談で口から出たのかもしれないが、「放射性廃棄物を庭先に置かせてもらう法案」を提案したいぐらいと言うのはどうなのだろう。
東電役員は個人資産を処分して事故対策に使えと主張するのは、それが加害者責任を取るということだからだ。
昔の事業主はソウイウ責任の取り方をしてきた人が多かった。
風説によれば東電役員の中には海外へ逃亡している人もいるとか、その事実は確認しようもないが。
そういう噂が流れるほど彼らは責任を取ることから逃げている印象があるのだ。
しかし、原発は無くさなくてもいいという考えは、原発が無ければ今の生活を維持できないと思わされている人達なのだ。
全国の原発が停止されてどれだけの期間になったのかよく知らないが、現実生活が機能出来なくなっているわけではない。
原発が無くなれば自分達の暮らしが‥‥という不安感は作られた幻想でしかない。
それに操られた可哀想な人達の庭先に「放射性廃棄物を庭先に置かせてもらう」という発想は、「坊主憎けりゃ」と同じだ。
憎しみの連鎖のようなことは、元とはいえ総理の妻が考えることではないと思う。
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