解釈改憲と拡大解釈
2014年 07月 04日
安倍内閣の支持率は48%で、前回調査(5月30日~6月1日)の57%から9ポイント下落し、2012年12月の内閣発足以来、初めて5割を切った。不支持率は40%(前回31%)。政党支持率は自民党40%、民主党6%、公明党4%などの順だった。
安倍内閣の支持率が初めて5割を切ったことに、政府・与党はショックを受けている。
集団的自衛権行使の限定容認に関する国民への説明が不十分だったとみて、「国民に理解をいただく努力をしていく」(高市自民党政調会長)構えだ。野党は「反転攻勢の機会が訪れた」(民主党)と勢いづいている。
菅官房長官は3日のBS11の番組収録で、報道各社の世論調査について「(集団的自衛権行使に関する)閣議決定をすれば、それなりに支持は下がると思っている。だが、一番大事なのは、国民の生命と財産、国の安全に責任を持つことだ」と述べ、安全保障政策の転換の必要性を強調した。自民党の萩生田光一総裁特別補佐は記者団に「ネガティブな報道をされたのが影響した」と語った》=14年07月04日 07時17分 読売サイト=。
集団的自衛権に反対する論調や懐疑的な報道には気付かなかったが、ネガティブなそれがあったのだろうか?。
さて、単純に考えると安倍への支持率が下がったのは自民党・公明党の支持者が不支持に回ったからと考えられる。
この種の調査ではそこまで調べて発表しないと正確さに欠けると思うのだ。
というか、従来は政党支持率も出ていたようだが、今回はちょっとまずいかなという結果でも‥‥‥。
《菅義偉官房長官は3日のNHKの報道番組で、集団的自衛権を使って中東ペルシャ湾のホルムズ海峡で機雷除去を行うことについて、「(武力行使のための)新3要件を満たす場合に限り、(自衛隊が)機雷を除去しに行くことは可能だ」と述べ、機雷除去に地理的制限はないとの考えを示した。
読売の世論調査後だがこういった上記のような発言をし始めた自民党幹部はさらに次のような話しもている。。
《菅氏は、ホルムズ海峡が日本に原油を輸送する重要な航路だと位置づけた上で、「機雷がまかれるような事態になれば、国民生活にとって死活的な問題になる」と強調した》=14年7月4日06時41分 アサヒサイト=。
死活的というのは「致命的」とか言うのと同じ表現らしいが、全く生命線を断たれるのならそうも言えるが費用や日数は掛かっても迂回ルートがあれば「死活的」とも言えないのでは?。
政治学者でも評論家でもない私には「集団的自衛権」についての発言の変化を知らないが、海外在留邦人が米艦船で戦火から逃げる時に攻撃を受けたら救助するのは当然だと聞いたような気がする。
実際には米軍艦船が避難民を受け入れる事は無いらしい、まあ、そんな事は百も承知だったのだろう日本政府は。
そして、その海峡に機雷を敷設する国というのはイスラエルの策略で包囲網を敷かれているイランという事になる。
閣議決定してしまえば後は拡大解釈でいくぞ!!、オー!!というわけだ。
♬戦火は続くよ どこまでも 野を越え山越え 海越えて♫
解釈改憲と拡大解釈、それはこの国の支配層が常に実行して来た欺瞞だ。
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