普天間飛行場鳩山の変節
2009年 10月 08日
鳩山由起夫が在日米軍再編について「見直しの方向で臨む」としていた衆院選マニフェストを、 「時間によって変化する可能性は否定しない」と表明し、米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する日米合意を容認する方向らしい。
自民党政権から民主党政権に変わりながら、前政権の施策をそのまま引き継ぐなら政権交代の意味は無い。
しかも、鳩山は一度もアメリカと交渉をしていないはずだ。
交渉した結果が自分達の主張を認めさせるのは難しいというのなら判るが、何もせずに相手の言い分をそのまま聞くというのはアメリカへの「友愛」にはなるが日本国民へは「背信」でしかない。
民主党、社民党、国民新党が連立へ向けて話し合いをした際にも、この問題では「見直し」という事で合意したはずだから、連立与党をも裏切った事になる。
キャンプ・シュワブへの移転承認は来日するオバマへのプレゼントらしい。
社民党幹事長重野安正は「(県内移設を容認するならば)われわれとすれば異議ありと言わなければいけない」と述べたようだ。福島瑞穂の感想を聞きたいものだが、早めに毅然と席を立つ決意も必要だ。
党首自身の献金問題を始め綻びの見える民主党にズルズルと従っていけば、また村山富市時代の悪夢、党勢衰退どころか今度は社民党霧散という自体にもなるから。