正論暴論暴政
2009年 12月 14日
机の上を片付け、帰ろうとタイムカードのある場所へ歩いていく。
背後から声を掛けられた。
「新しい仕事があるから一寸やってくれ」
上司が書類を持って立っている。
「いや、今日は大事な用事があるので」
そう断る社員に上司は言った。
「お前は自分と会社のどっちが大事だ」
(二者択一の問題とは違うんじゃないか)
そう思いながらも解雇される恐怖に社員は渋々と自分の席に戻った。
国際間の問題と職場とを同一視できないにしても、小沢の言い分は帰宅しようとする社員に仕事を押しつける上司と同じだ。
天皇と中国副主席習近平との会談問題で、宮内庁長官羽毛田信吾が「ルールに反し、政治利用に当たるのでは」と語ったのに対し、小沢一郎は「内閣の一部局の一役人が内閣の方針についてどうこう言うなら、辞表を提出してから言うべきだ」と述べた。
会社でいえば辞表を出してから仕事を断れと言うのに等しい。
そこで社員の言い分を聞き、変更できない用事なら他の社員か自分が仕事を引き受けるべきだ。
羽毛田は申し入れに対して何回か断っていた。 にもかかわらず強引に要求してきて、反対するなら辞表を出せと言うのは暴論だ。
民主党の、という事は俺の言う事が聞けないのかという態度。
日本に民主主義実現は無理なようだ。
暴政が始まっている。
彼は言った。
「私が『(陛下に)会わせるべきだ』とか、『会わせない』とか言った事実はない」
「自衛隊が行くところが非戦闘地域だ」
小泉純一郎と同じ開き直りだ。
党第一書記が「会談できるようにしてくれ」と頼めば、それは命令と同じ重みを持つ。
67才になる小沢にはこれからの長い人生は無いかもしれない。長い人生が無いのは私も同じだが。
自分の心臓が動いているうちに何でもやってしまえ……と考えているとしたら、恐ろしい事だ。
しかし、日本の政治家はアメリカにヘコヘコする拝米派か、中国に媚びる媚中派しか育たないのだろうか。
愛国主義者でも無い海つばめだが、最近イライラする〜。