足下に火が
2010年 02月 23日
足下に火の付き始めた民主党は鳩山・小沢ラインへの不満タラタラ。
知事選の結果を受けた会見で、小沢は「私自身の不徳のいたすところでご迷惑をかけた。大変申し訳なく思っている。プラスの要因に働いたはずはない」と言った。
まるで他人事のような「プラスの要因に働いたはずはない」というもってまわった言い方。
この人物はなぜ素直に話し、そして素直な行動を取れないのだろう。
西松建設からの献金疑惑の中、09/5/2党首を辞任した時も明確な理由を示さず、党内が不安定になるといけないからと説明しただけだ。
「第一点は皆さんお分かりだと思うが、連日皆さんの報道にありますが、それによって結果として党内が不安定になったり、皆が不安になったりしてはいけない。わたしがメディアの批判の矛先の相手であるなら、わたし自身が去ることによってそれがかわされ、みんなが安心して安定して総選挙に向けて、一致して戦う態勢をぜひつくり上げてほしいし、わたしも一員として協力していきたい」と述べた。
ここでも「マスコミの報道で党内が不安定になるから」辞職するんだと責任転嫁している。
誤解を恐れずに言えば、神のように無謬で完璧な個人による独裁はあり得てもいいだろう。しかし、現実にはそのような人間、まして政治家は皆無だから独裁制は認められない。
そして、小沢のように責任転嫁する政治家に「権力が集中」すれば暴走政治になる(なりつつある)、自分のやった事に責任を持たないのだからまさに亡国へひた走る可能性があるのだ。
参院選で敗退すれば小沢は辞めざるを得ないが、その前に鳩山と共に自ら決着を付けるべきではないだろうか。
出来れば政治家を引退すべきだが、小心者は逮捕・起訴を怖れるあまりそれは出来ないのだろうと煽ってみせる。