東北道無料化
2011年 04月 30日
「衆院予算委員会は29日、菅直人首相が出席して東日本大震災の復旧のための第1次補正予算案の基本的質疑を行った。復旧予算の早期執行に向けて、大型連休中の異例の審議となった。
首相は被災地の復興を加速するため、東北自動車道の料金の無料化を検討する考えを明らかにした。『工場の立地や観光の復活・発展に無料化が大変効果的だと感じている。相当の財政措置が必要だが、極めて有力な選択肢だ』と語った」=アサヒコム11年4月29日23時2分=。
それで、初めは「帰省する車両とかボランティアに赴く車両を念頭に置いた発言だと思うが、観光気分で被災地見学をする馬鹿たちも対象になるのか」と書き出したが、
それでも、やはり複数の政治家や知識人と議論した方針とは思えない、
例えば、行きは有料だが、現地で相応の証明を受けた車両には帰りは無料にする、さらに行きの通行料分を返金するとか、様々な方法を検討すべきだ。
質問内容は事前に通告されているのだから、複数の人から意見を聞き検討する時間は充分あったはずだ。
手続きが煩雑になるからと一律無料化にしそうだが、こういうところにも菅直人の底の浅さが見える。
もし意見を聞いた後での答弁だとしたら、聞く相手を間違えたというこっちゃ。
自民党から民主党へせっかく政権交代が行われたというのに、民主党政権も国家の私物化がありすぎるようだ。
かつてのソ連や東欧、現在の中華帝国が「国の財産は俺達のもの」という意識が強いように、民主党も「税金は俺達が好きなように使える」と思っているようだ。
何か要求があると、「はいはい判りました金は支払わせて貰います」、「原発事故の賠償は国が払います」、「通行料の無料化も検討します」。
国家の私物化が言い過ぎだとすれば、いいカッコをし過ぎと指摘しておこう。