プライド高いギリシャ国民
2012年 01月 27日
《事実上の財政破綻に追い込まれたギリシャ政府は27日までに、パルテノン神殿で有名なアテネのアクロポリスなど古代遺跡での映画や写真撮影の許可料などを大幅に引き下げる決定をした。
これまでは高額で撮影の申し込みが少なかったため、料金を下げて申請件数を増やし、政府の歳入増につなげるのが狙い。国民の間では「われわれの文化遺産を安売りするな」との反対意見も出ている。
文化・観光省によると、同国の古代遺跡で映画を撮影する場合、これまでは1日4千ユーロ(約41万円)の撮影許可料が必要だったが、今月からは同1600ユーロに値下げされた。商業写真の場合、1冊の書籍に100枚を掲載する場合の使用料は以前の1万ユーロから3780ユーロに下げられた。
政府は撮影申請数が増加することで雇用創出の効果もあると見込んでいるようだ=12.1.27 18:03共同=。
撮影料を下げるだけで遺産を売却するわけではないのに安売り反対とは、ギリシャ国民のプライドの高さは異常なのか?。
このままではギリシャの後を追って死滅への道を駆けようとしていると高評価を受ける我が日本はどうなのだろう。
「全ての負担は国民へ !」をスローガンに掲げる民主党政権はもちろん、国会議員歳費引き下げをサボる自民党を初めとした議員達。
破産してしまえば元も子も無いというのに、給料削減に反対するだろう公務員達。
ただたんなる経費節減という理由なら給与削減反対に共鳴したいが、事は原発事故と大地震、大津波という三重苦だ。
多少の譲歩は必要ではないか、もちろん、その前に国会議員達の給与削減が先だが。
ただし、公務員にしろ国会議員にしろ定数削減には反対だ。
余剰人員削減は仕方ないが、特に国会議員の人数減らしは民主主義の根幹「民意を国政に反映させる」という点から考慮すると、最低でも比例代表制が前提になるだろう。
あっ、無能議員や犯罪議員はさっさと首にすべきだ。
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