俺の好き勝手にさせて貰う !
2012年 05月 14日
積もった雪を踏み台にして壁の外へ出て行ったのは予想外の出来事だったとして、それの危険性をも注意し従業員に指導をするのが経営者の努めだ。
毎年のように積雪はあったのだから。
例年より多い雪の量は「予想外」だったので許されるのか。
俺達の街の事には他所の連中が口を出すな、それが大飯原発再稼働を認めた町議会の言い分だった。
どのような管理をしようが俺の勝手だ !、お前らの言う事なんか聞いていられるか。
幸いという表現は適していないが、ヒグマは従業員への被害を与えただけで処分された。
もしあれが市街地へ逃走していれば。
福島原発事故は「想定外」の津波や地震のせいだというのが東電の一貫した態度だった。
俺達流の安全対策を執っているのだから、それに文句を付けるなと言うのが従来のやり方だった。
そして、原発事故を「起こした」。
その結果がこの惨状だ。
原発事故で直接殺された人は今のところはいないとされている。
放射能被曝で殺された人もいないようだといわれる。
ただ、それはたまたまなのだ。
たまたまの幸運に乗っかかって、これから起きるかもしれない可能性を考えないとすれば、町民、市民、県民、国民に対して責任を持つ政治家と言えるだろうか。
大飯町の周辺には数万、数十万の人達が生活しているのだ。
自分達に責任の取れない決定で自分達の運命が決められるのは、余りにも悲しすぎないか。
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