朝日のお詫びはおかしくないか
2012年 10月 19日
記事中で、同和地区を特定するような表現など、不適切な記述が複数ありました。橋下徹・大阪市長をはじめ、多くのみなさまにご不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。私どもは差別を是認したり、助長したりする意図は毛頭ありませんが、不適切な記述をしたことについて、深刻に受け止めています。弊誌の次号で「おわび」を掲載いたします》=12年10月18日22時11分 アサヒサイト=。
橋下徹が八尾市安中生まれであるのは他の媒体も書いているし、橋下自身が票を得る為に安中へ出掛けてそこの出身だと語っている。
週刊朝日の記事には「橋下之峯(※橋下徹の父※by海つばめ)の出身地八尾市安中地区には被差別部落がある」という記述はあるが、差別的表現が書かれているとは思えない。
ようは橋下が言外に「差別問題ですよ」と匂わせたのが朝日新聞の謝罪となったのではないか。
これは、逆に言えば「部落は怖いですよ」という脅しではないか。
昔、辻元清美という運動家が「朝生」に出演した際に、差別用語に関して「大阪には四ツ橋というのがあるが、あまり差別用語を問題にするとその地名も言えない」というようなことを喋った事がある。
その発言を聞いた時にはかなり違和感を感じたものだ。
地名の四ツ橋と差別表現とを同列に引き合いに出す意味が判らなかった。
本人は得意げに話したが、その表情は「私は部落問題を理解しているのよ」という雰囲気を出していたと記憶している。
ちょっと話の筋が逸れてきた。
個人の父母について書くのは芸能マスコミが常にやってきた事で、酒井法子も父親がヤクザだったと書かれている。
しかし、それが問題視されたとは思えない。
犯罪者を理解する為に父母や親族へ取材するのも一つのやり方だ。
今回はなぜ問題になり、朝日は謝罪したのか、
勝手に推測すると、これからさらに橋下徹の父親の血統やさらに遡った血筋が顕著になるのを懼れたからではないか。
同和地区を特定したのが問題なら、飛鳥育ちと書いたマスコミ全てが非難されるべきだし、「飛鳥会事件」の報道でも「同和地区」と特定している。
記憶は不確かだが、安中には解同支部もあったような気がする。
それは運動体だから許されるとしても、それに関連した報道も規制されるのか。
橋下徹のいかがわしさが徹底的に批判されないのはそういう背景があるからだとすれば、それも部落差別だと私は思う。
被差別地区出身だから悪い事をしても追求されない、疑惑があっても追及しないのだから。
週刊朝日の切り口が間違った方向からでなければせっかくの機会だったのだが、これでまた橋下の増長を許すようになるのか。
そうなれば朝日新聞の責任は重い。
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