ならぬものはならぬの気構え
2013年 01月 06日
そこだけを取り上げているのがNHK「八重の桜」。
1・年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2・年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
3・虚言をいふ事はなりませぬ
4・卑怯な振舞をしてはなりませぬ
5・弱い者をいぢめてはなりませぬ
6・戸外で物を食べてはなりませぬ
7・戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬものはならぬものです
「什(じゅう)の掟」にはこれだけの事が書かれている。
社会的規範や常識だけではなく、「命令への従順」さを求めている。
それは封建制の宿命だ。
しかし、それを考慮しなければ最低限の自戒が「ならぬものはならぬ」だろう。
現代の政治家に欠けている資質、理念・理想を皮肉っているような掟だ。
ならぬものをなす政治家達。引く時には引くけれど、これ以上引いてはいけない時までも引く。
妥協をし続けるのが判っている政治家がTPP交渉へ参加すればどうなるか。結末は判っている。
思い付きを述べる党首がもて囃される。
税金を誤魔化していた経済学者がまた政治の世界で活躍しようとしている。
多くの住民を被曝させた原発事故の反省もなく原子力発電再稼働へ動く政権。
ならぬものはならぬと言い続ける政治家が、孤高の政治家が減っていく。
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