これで担任が批判されたら筋違いといえるが
2013年 01月 27日
《東京都調布市の小学校で昨年12月20日、チーズにアレルギーのある5年生の女児(11)が給食の後に亡くなった。
・・・略・・・
「余っているよ、食べる人いない?」。5年生担任の男性教諭(29)はその日、給食時間の後半、チーズ入り「じゃがいものチヂミ」を持って教室内を回った。「ほしい」と声をかけたのが、その女児だった。
女児は日頃からアレルギーに対応した特別食を食べているため、担任は「大丈夫か?」と尋ねた。
「これ見ればわかる」。女児が担任に見せたのは、保護者が女児に持たせた献立表。食べられない料理にピンクの線が引かれていた。「じゃがいものチヂミ」には線がなかったので、担任はお代わりを渡した。
だが、担任にはこの前に確認しなければならない別の資料があった。栄養士から渡された女児専用の献立表「除去食一覧表」だ。
同校は女児にアレルギー原因食材を除いた「除去食」を提供しており、この日もチーズ抜きを1食分だけ調理して配膳。除去食一覧表では、女児が通常の「じゃがいものチヂミ」をお代わりできないことが、「×」印で示されていた。
◆迷ったら
女児は給食終了から30分とたたない清掃時間中に、体調不良を訴えた。担任は女児のランドセルから、アナフィラキシーショックを抑える自己注射薬(商品名・エピペン)を取り出し、「これ打つのか」と尋ねたが、女児が「違う、打たないで」と答えたので、注射をやめた。女児はアレルギー原因食材を食べたことに気付いていなかったようだ。
・・・略・・・》=13年1月27日15時22分 読売新聞=。
保護者がチェック済みの献立表を信じた担任が軽率だったのか、それ以外のチェック表にまで気が回らなかった担任は気配りのない教諭だったのか。
普通は一つの食品に「食べられない、食べられる」の二つの評価が付いているなんて思わない。
しかも、保護者が付けた評価ならすんなりと受け入れてしまうだろう。
この場合でも、教師には慎重であるべきだったという声が起きるのだろう。
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