準備は万端
2013年 07月 05日
二〇一一年二月に「アラブの春」で、ムバラク独裁政権が倒れた後に、民主的な選挙によって誕生したイスラム政権はわずか一年で崩壊した。
モルシ政権を支えた穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は猛反発しており、政情不安が続く可能性が強い。
三日夜以降、大統領支持派が反対派や治安部隊と衝突し、国内各地で少なくとも十四人が死亡した。治安当局は、同胞団を母体とする与党「自由公正党」の党首を逮捕、さらに騒乱をあおったとして同胞団員三百人の逮捕状を出した》=13年7月4日 夕刊 東京新聞=。
軍事クーデターと批判されないように、権力掌握後すぐ臨時大統領を指名。
大統領支持派の幹部達を逮捕。
早くから準備されていたようだ。
なんだか、モルシ政権だと軍が握る権益を奪われる可能性もあったらしい。
在日エジプト人フィフィによると、モルシの政権下では旧体制派の影響力も削がれていったのが、反モルシ運動だったらしい。
何処の国でも繰り返されてきた権力争いなのか。
原則としてクーデターによる政権を認めないアメリカは新政権を承認するのだろうか。
過去の例ではそのような場合は裏でアメリカが糸を引いていたような印象があるのだが、はたしてエジプトは。
イスラム勢力が強くなると反発するのはイスラエルだ、関係あるのかどうか判らないが隣国だし。
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