アラーアクバルもコーランも無く
2013年 08月 18日
同報道官によると、同胞団の解散はビブラーウィ暫定首相が提案した。解散命令が出されれば同胞団側の反発は必至で、エジプト情勢は一層混迷を深める可能性がある。
同報道官はまた、モルシ前大統領支持者の強制排除を受けた全土での衝突で、16~17日に173人が死亡し、1373人が負傷したと発表した。カイロ中心部だけで95人が死亡したとしている。14日からの強制排除以降の全土での死者数の累計は750人を突破した》=13年8月18日01時47分 読売新聞=。
クーデター前のデモ隊への対応と、現在のデモへの対応が違いすぎないか。
明らかにイスラムを押し頂く集団への憎しみが感じられる。
それにしても、これだけの弾圧政策に対して武器を取るという方針を出さないのも不思議だ。
力で揉め事は解決しないとは思うが、弾圧と殺戮には力で撥ね除けようと考えてもおかしくはないのに。
エジプトも一応イスラム圏に分類されているから、軍や警察の中にもイスラム教徒が多いはずで、彼らは自分達の同胞を撃つ行為にどんな感情を持っているのだろう。
ところで、テレビ映像を見ていてもデモ隊が「アラーアクバル」と唱えたり、コーランを頭上にかざして行進している様子を見ていないが、あれはどうしてなのだろう。
その行動を目の前にすれば兵士も警官も弾圧に躊躇するのではないか。
さて、軍によるクーデターが明白なのに正面切って批判しないアメリカの態度は、やはり背後でアメリカが糸を引いていたという事なのだ。
だから、サウジアラビアやクゥエートなども軍政を支持しているわけか。
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