検証するとはそういう事だ
2014年 06月 20日
《韓国政府は、河野談話の検証報告書が談話の表現を巡る綿密な事前調整を「暴露」したことに強く反発しており、対抗措置を検討する構えだ。
一方でいわゆる従軍慰安婦問題を巡っては、日本政府に「被害者の納得できる解決策」を求めていることもあり、今後も話し合いには応じるとみられる。
韓国政府は20日の声明で、事前調整について「日本側からの再三の要請に応え、非公式的に意見を提示しただけ」と反論、「(今後は)国際社会とともに適切な対応措置を取る」として、宣伝攻勢を強化する方針を示唆した。
韓国政府はこれまで、河野談話を巡る事前調整を一切認めてこなかった。調整の詳細まで明らかにした報告書は、こうした同政府の立場を真っ向から否定するもので、声明は「検証という口実のもと、被害者の傷を再びえぐった行為で、国際社会は決して容認しない」と、検証作業そのものも強い調子で批判した》=14年06月20日 22時36分 読売サイト=。
日本が自主的に談話を発表したのではなく韓国から要望があり、しかも、文言についても日韓が綿密に打ち合わせていたのも公にしてしまった。
当然、自民党内からも「国辱的」という声も上がるだろうし、維新の会も「実質的見直し」を要求する声が出るだろう。
自民・維新からそういう声が上がらなければ従来の声と違うわけだから支持者の反発も起きるだろう。
薮を突ついて蛇を出したとも思える安倍政権だが、圧倒的多数派である国会では、数にモノを言わせて蓋をしてしまうのか!!。
韓国だけではなく中国も《「日本が責任ある態度で河野談話など国際社会に表明した見解や約束を守り、実際の行動と責任ある態度で歴史が残した問題を適切に処理するよう促す」と述べ、河野談話の順守を求めた。
華氏は、「慰安婦はアジアの被害国民に対する日本軍国主義の反人道的な犯罪行為だ」と改めて批判した上で、「犯罪行為を覆そうとするいかなる行為も、人心を得られず成功しない」と語った=14年06月20日 20時38分 同=》と批判をしている以上はことあるごとに日本政府へ文句を言うだろうし、その度に反論しなければならなくなった。
つまりは「検証だけで済ませようとしたのに、実質的な見直し」という結果になったのだ。
まあ検証するというのはそういう思わぬ結果を及ぼすのを頭に描けなかった安倍晋三の知能の限界なのか。
それともこういう事態を想定して動いていたのか、安倍晋三にそれほど深い読みが出来るとは思えないが。
さて、これから火種を消せるのかどうか、お手並み拝見という事で第三者としてみて行こうか。
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