ガザで一時停戦入り…双方の死者1000人超す
2014年 07月 27日
停戦は17日の地上侵攻開始以降初めてで、12時間の実施予定。イスラム主義組織ハマスも26日午後現在、停戦に応じている。一方、激しい戦闘は停戦直前まで続き、イスラエルによる8日の作戦開始以降、ガザ側の死者は1000人を超えた。
イスラエル有力紙ハアレツ(電子版)によると、同国政府では停戦期限を4時間延長することが検討されている。27日朝まで延長する可能性もあるという。
‥‥略‥‥ガザとイスラエルの当局によると、ガザ側の死者は1030人、イスラエル側は43人に達した》=14年07月27日 00時03分 読売サイト=。
作為的な記事造り、報道姿勢はどこにでも見られる。
すぐにボロを出してくれれば判りやすいが、中には巧妙な手口に馴れている連中もいてなかなか尻尾を出さない事もある。
読売の場合はまだまだ甘いぞ。
見出しには「双方の死者1000人超す」として、イスラエル・ハマスの犠牲者数を合わせて計算する手法でイスラエル側にも多くの死者が出ているかのように仕立てている。
ところが、本文には「ガザ側の死者は1030人、イスラエル側は43人」と書いてしまい、明らかにイスラエル軍の犠牲者が少ない、つまりは圧倒的武力で虐殺しているのは誰かを明らかにしてしまっている。
読売内部の意思疎通が図られていなかったのか。
それにしても、「ガザ側」という記述は?。
ガザは地域もしくは都市の名前だと思うが、犠牲者はパレスチナ人だ。
なぜ、正直にそう書けないのだろう、パレスチナに同情が集まるのが嫌なのか!!。
そして、今回のガザ虐殺の口実となったユダヤ人少年殺害事件だが、今頃になって「犯人は判らない」とイスラエル警察が口にし始めたらしい。
「ハマスが犯人だ」として民族虐殺を始めたのに?。
取り敢えずは口実を見付けて犯人をでっち上げ、暫くすると有耶無耶のままにしてしまう。
いつもの手口だと言えばそれまでだが、それに容易く乗ってしまう各国背政府や報道機関というのも‥‥‥共犯だ。
さて、《レバノンからの報道によると、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は25日、ベイルート南部のヒズボラ施設で演説し、イスラエルと交戦するパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスに対し「あらゆる支援を惜しまない」と述べ、全面的な連帯を表明した》=14/7/26 10:19 共同=という記事があった。
疑問に思っていたのは、「イラクとシャームのイスラーム国」、名前はどうでもいいのだがトルコ近辺からシリア、イラクと広大な地域を支配下に置いているこの「イスラム主義」の組織がイスラエルによるパレスチナ攻撃を平然と眺めているような気がするのだ。
イスラムの大義、アラブの大義、パレスチナの大義、このどの部分にも彼らは共鳴しないのだろうか?。
そしてそれが「イスラム原理主義者」だと主張しているのか?。
彼らの内部には矛盾を感じている人達はいないのか!!。
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