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真贋を問い疑問に感じた事を口に出したい


by neruumitubame

勘違いは誰にでもある

 私も勘違いをよくするが、政党党首なのに?。
 「迎撃ミサイルが目標に当たったら残骸(ざんがい)が落ちる。当たらなくともミサイルは向こう(国外)へ行ってしまう。国内外の市民に被害はないといえるのか」=09.3.26 サンケイサイト=と質問したのは社民党の福島瑞穂。この部分はまともな疑問をぶつけているに過ぎず、私も迎撃に成功した後の破片はどうなるのかと思っていた。これには「宇宙空間で当たれば燃え尽きてほとんど落ちてこない。まず破壊することで規模を小さくするのが重要だ」と防衛大臣浜田靖一が答えているので大丈夫だろう。信用してもし破片が東北地方に落下して犠牲が出ても「浜田の嘘つき」と言われるだけだ。
 勘違いと指摘するのは「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」」の意見だ。これは正直に告白すると、当初に政府から出た迎撃説は「人工衛星」と呼ばれる「ミサイル」そのものを撃墜するのだと私も思っていた。その後の報道で、本体ではなく切り離されたブースターとか呼ばれる第一弾ロケットを狙うのだと判ったが。
 素人の私でも理解できたのに、党首ともあろう人が「単なる人工衛星だったらどうなる」なんてトンチンカンな考えを示すとは。人工衛星を撃墜するわけではないのだよ福島君。 
 杞憂《中国の杞の国の人が、天が崩れ落ちてきたらどうしようかと心配したという故事から、無用の心配、取り越し苦労のことをいう。出典は『列子』》しているのは日本政府か社民党かどちらか判らないが、日本政府は北朝鮮の技術力を信用しないし、福島は北朝鮮の主張を素直に信じているし、どちらもどちらのような気がするが。切り離されたブースターが計画どおりの地点ではなく日本国内へ落下すればという事を考えれば政府の対策は当然だ。天は落ちてこなくてもロケットの残骸は落下してくるのだから。
 さて、自衛隊初の実戦へ向け迎撃ミサイル発射装置が東北へ向かい、イージス艦も配備される。実際の戦争時に、一々中部地方から東北へ迎撃ミサイルを移動させるような事をしていて間に合うのか。それより今、南の方から攻撃を受けたらミサイルを移動された地域の人々は無防備じゃないか。
 サンケイも「北朝鮮の弾道ミサイルが日本領内に落下した場合、迎撃する日本政府の方針」という書き方をしているが、これでは日本に向けられた弾道ミサイルじゃないか。これは騒擾罪とか煽動罪にあたらないのか。
by neruumitubame | 2009-03-29 21:31 | 国際