所得制限を2千万円に?
2009年 12月 18日
党総書記が言わなくても初めから所得制限は必要だと思っていた私は、国民の意思を霊能力で感じ取っていたのだ。
「政府は17日、来年度から導入する方針の『子ども手当』について、所得制限ラインを年収2千万円とする方向で調整に入ったという。長妻昭厚生労働相ら関係閣僚が18日にも協議し、最終調整を行う。
マニフェスト(政権公約)では子ども手当の支給に所得制限は設けないとしていたが、予算の財源確保のため調整されることとなった。国会議員の給与とボーナスを合わせた年収が約2,200万円であることなどから、所得制限ラインを2千万円とする案が浮上した。2千万円をラインとする場合、支給対象外となる子どもは1%未満の数万人にとどまる見通しであるという。
現行の児童手当と同等の所得制限を設ける案もある。児童手当は夫婦と子ども2人のサラリーマン世帯の場合、年収860万円未満が支給対象で、小学校卒業までの全児童の約9割に支給されている」=IBTimes09/12/18=。
これが事実なら民主党というのはあまりにも常識外れの集団だ。
2千万円という高収入を世間の皆様も当たり前のように収入としていると思っているようだ。
最近、民主党政権に手厳しい日刊ゲンダイかこの所得制限について書いている。
現行の児童手当と同じ制限だと800〜1000万円がボーダーラインになるとしている。
「年収800万円の家庭が子ども2人で年間62万円4千円貰えると喜んでいたが、全てチャラ」と氏名不詳のファイナンシャルプランナーに語らせている。
さて、「サラコミュ!」というサイトに2006年の平均年収が掲載されている。
年齢男性の平均年収女性の平均年収
20歳〜24歳270万円231万円
25歳〜29歳379万円294万円
30歳〜34歳461万円299万円
35歳〜39歳555万円294万円
40歳〜44歳629万円280万円
45歳〜49歳656万円278万円
50歳〜54歳662万円266万円
55歳〜59歳634万円264万円
60歳以上 456万円234万円
2千万円の所得制限どころか、児童手当の制限額も一般的平均収入とはかけ離れているのだ。
そのあたりで論議しているようでは……なにをかいわんや。