龍馬伝2回目
2010年 01月 13日
視聴者の感想を見ると好感触なのは、多くが福山雅治のファンや坂本龍馬のファンだと思われるので当然だろう。
私は観なくなっているので判らないが、泥田の中での格闘シーンがあったらしい。
これは「普請事業」のシーンのようだ。
視聴率は私の意見を裏付けてくれるのかどうか気になるので、ネット検索してみると次のような意見が。
「龍馬伝の2回の放送を観ているとNHK視聴率確保の策略を感じずにはいられない。
まず冒頭オープニング部分にイメージCGだけでなく主演の福山を持ってきている。また幼少の龍馬を殆ど描いていない事が不思議。
幼少時期が長引いては若い女性に飽きられてしまう。福山龍馬を早く登場させて、しっかりと掴んでおかなければならない意図が丸見えだ。
2話部分でも史実とまったく異なる。龍馬が普請の差配に携わった事はあったようだ。
ただしドラマの様に差配役では無く、父の友人の配下として働いたのだ。場所も久万川ではない。
予告編を観ると、江戸に行く龍馬になんと語り部の岩崎弥太郎が同行するらしい。全くの創作話に呆れる。創作にしても陳腐。
NHKよ。大河ドラマでこんなに歴史をいじくっていいの?
最終回で「やっぱり龍馬は生きていた」とはならんだろうな?
私が小学生時のアニメ『巨人の星』で星一徹が龍馬の話をしたくだりを思い出す。その時、龍馬がドブの中で前のめりに死んだと本気で信じていたのは私だけだろうか?
なにやら坂本龍馬の本質がひん曲げられているようで辛い。
しかし、もう少し鑑賞継続してみる・・つもり」=ブログ徳左衛門の門(とくざえもんのもん)
http://blog.livedoor.jp/tokuzaemon1/archives/52415180.ht=。
史実をねじ曲げるのは「ドラマ」であるから仕方ないのか。
以前放送した「新撰組」でも近藤勇が会った事の無い幕臣?と長崎に行っただったか、そんな話しも創作されていたようだ。
スマップメンバーが近藤勇役で出演するという予告の時点で観ないと決めていたので、他にどれだけ史実と違うストーリーになっていたのかは判らないが。
他にも「強引」な展開に疑問を持ったブログもあった。
強引な展開はこの脚本が福山主演の「ガリレオ」というドラマの脚本家福田靖だからだろう。1月4日の記事「龍馬伝が始まった」参照。
多少の誇張や大袈裟な表現はあり得ても、史実をねじ曲げたり創作するのは視覚影響力の大きいテレビとしてはすべきではないだろう。
ところで、草莽の志士とか維新の元勲と呼ばれる人達が京都の御茶屋で遊興三昧した資金、あるいは岩崎弥太郎の商売の元金はどこからかき集めたのだろうか。
今年1月8日読売新聞に土佐藩京都藩邸が持っていた資料公開の記事が掲載された。
藩役人が見聞きした生情報で、龍馬が襲われた寺田屋事件についての報告書も含まれていたようだ。
中には「勤皇派を探った密偵の報告、脱藩浪士の乱暴事件、茶屋遊びにふける藩士の堕落ぶりなど、幕末の混乱が生々しくつづられ」ていたとか。
今も昔も、公金を私的に流用していた連中はいたのか、いなかったのか。それのおこぼれを戴いた商人はいたのか、いなかったのか。